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オレンジ通信 6月号
第100号(通算562号) |
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参議院本会議にて
国民読書年に関する決議案及びアイヌ民族を先住民族とすることを求める決議案の趣旨説明を発議者を代表して行う。
平成20年6月6日(金)
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H20.6.6
参議院本会議にて、二つの決議案の趣旨説明を発議者を代表して行う西岡武夫。
(参議院本会議場) |
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ただいま議題となりました民主党・新緑風会・国民新・日本、自由民主党・無所属の会及び公明党の各派共同提案に係る両決議案につきまして、日本共産党及び社会民主党・護憲連合の御賛同を得て、発議者を代表し、提案申し上げます。
まず、国民読書年に関する決議案について申し上げます。
案文を朗読いたします。
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国民読書年に関する決議案 |
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文字・活字によって、人類はその英知を後世に伝えてきた。この豊穣で深遠な知的遺産を受け継ぎ、更に発展させ、心豊かな社会の実現につなげていくことは、今の世に生きる我々が負うべき重大な責務である。
しかし、近年我が国でも「活字離れ」と言われて久しく、年齢層を問わず、読書への興味が薄れていると言わざるを得ない。これが言語力、読解力の衰退や精神文明の変質の大きな要因の一つとなりつつあることは否定できない。
我々はこの事実を深刻なものと受け止め、読書の価値を見直し、意識の啓発を目指し、政府と協力してあらゆる活動を行ってきた。一九九九年に「子ども読書年に関する決議」を両院で採択、二○○一年には「子どもの読書活動の推進に関する法律」を立法、さらに二○○五年には「文字・活字文化振興法」を制定し、具体的な施策の展開を推し進めてきた。
それらに呼応して「朝の十分間読書運動」の浸透、読書の街づくりの広がり、様々な読書に関する市民活動の活性化など、読書への国民の意識は再び高まりつつある。
この気運を更に高め、真に躍動的なものにしていくため、二○一○年を新たに「国民読書年」と定めたいと思う。これにより、政官民が協力し、国をあげてあらゆる努力を重ねることをここに宣言する。
右決議する。
以上であります。
次に、アイヌ民族を先住民族とすることを求める決議案について申し上げます。
案文を朗読いたします。
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アイヌ民族を先住民族とすることを求める決議案 |
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昨年九月、国連において「先住民族の権利に関する国際連合宣言」が、我が国も賛成する中で採択された。これはアイヌ民族の長年の悲願を映したものであり、同時に、その趣旨を体して具体的な行動をとることが、国連人権条約監視機関から我が国に求められている。
我が国が近代化する過程において、多数のアイヌの人々が、法的には等しく国民でありながらも差別され、貧窮を余儀なくされたという歴史的事実を、私たちは厳粛に受け止めなければならない。
すべての先住民族が、名誉と尊厳を保持し、その文化と誇りを次世代に継承していくことは、国際社会の潮流であり、また、こうした国際的な価値観を共有することは、我が国が二十一世紀の国際社会をリードしていくためにも不可欠である。
特に、本年七月に、環境サミットとも言われるG8サミットが、自然との共生を根幹とするアイヌ民族先住の地、北海道で開催されることは、誠に意義深い。
政府は、これを機に次の施策を早急に講ずるべきである。
一 政府は、「先住民族の権利に関する国際連合宣言」を踏まえ、アイヌの人々を日本列島北部周辺、とりわけ北海道に先住し、独自の言語、宗教や文化の独自性を有する先住民族として認めること。
二 政府は、「先住民族の権利に関する国際連合宣言」が採択されたことを機に、同宣言における関連条項を参照しつつ、高いレベルで有識者の意見を聴きながら、これまでのアイヌ政策を更に推進し、総合的な施策の確立に取り組むこと。
右決議する。
以上であります。
両決議案に対しまして、何とぞ皆様方の御賛同を賜りますようお願い申し上げます。
【本会議議事録をそのまま掲載いたしました。】
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後の採決にて、両決議案とも全会一致をもって可決されました。 |
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